薄炭クラフト

We have recreated Japan’s oldest recycled paper,
“Shukushi,” using modern technology.
The indescribably beautiful grayish hue,
naturally created by residual ink.
We achieved this unique texture by using “biochar”
made from unused resources and recycled cardboard as raw materials.
Not only do we deliver such sustainable “materials,”
but we also connect Japan’s beautiful “culture of recycling” to the future.
That is the sentiment we have entrusted to this paper.

日本最古の再生紙を再現した「薄炭クラフト」バイオ炭の力で脱炭素に貢献する紙。

● About Usuzumi Craft 薄炭クラフトについて

“薄炭クラフト”
ブランドを物語る
クラフト紙 “USUZUMI CRAFT”
Craft Paper That
Tells the Brand Story

「薄炭クラフト」は、日本最古級の再生紙「宿紙」を現代技術で再現しました。
宿紙とは1300年前、墨で文字を書いていた時代に、使い終えた紙で作られた再生紙です。そのため繊維には墨が残り、淡い灰色の独特な風合いを生み出していました。

その色と思想を、私たちはバイオ炭と古紙で再現し、日本古来の「資源をめぐらせる文化」も、いっしょに伝える紙です。

● Philosophy 薄炭クラフトの美学

01.

日本最古級の再生紙
「宿紙」の風合いを
現代の素材で再現

古代より紙は貴重な資源とされ、使い終えた紙を漉き返して再利用する「宿紙（しゅくし）」がありました。
奈良時代には正倉院宝物の巻物にも用いられ、平安期には公文書の料紙として、天皇の命を伝える綸旨（りんじ）にも使用されました。その後も宿紙の文化は江戸・明治時代まで形を変えながら受け継がれ、日本における“資源をめぐらせる文化”を支え続けてきました。

薄炭クラフトは、その風合いと「循環する」思想を再現しました。

出典：國學院大學図書館　後奈良天皇綸旨（宿紙）

● Philosophy 薄炭クラフトの美学

02.

未利用資源を、
価値あるものへ

宿紙の墨の色を再現するために、食品残渣から作った「バイオ炭」を使用しました。「バイオ炭」とはCO2の排出を抑制して有機物を炭化したサステナブルな新素材。古紙と融合することで、宿紙の墨色を再現し、消臭などの機能性もつきました。ただ再現するだけでなく、現代社会における課題も解決する、循環の新しいかたちも作りました。

バイオ炭は炭素を固定しているので、紙に使うだけでなく、畑に散布することでＣＯ２を削減することも可能です。さらに、サステナブル素材にパッケージを変更することでのブランドリフトの効果計測も可能です。

● Philosophy 薄炭クラフトの美学

03.

ブランドの姿勢を
物語る紙

価値のなかったものを、価値あるものへ

宿紙の墨の色を再現するのは、食品残渣などの未利用資源から作られた「バイオ炭」。古紙と組み合わせることで、本来捨てられるはずだったものを価値ある資源へと転換。さらに消臭効果という機能性も実現できました。
最古の紙を現代の社会課題を使って再現する、新しい循環のかたちを提案します。